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March 18, 2007

結局オブジェクト指向って何だったのか?

これはいまだによく分からない。もうかれこれ20年ほど開発に携わっていて、当初から注目すべき技術項目だとは思っているが、業務では一度もオブジェクト指向の言語でプログラムを作ったことが無いし、作りたいとも思わない。当然ながら、作ったことも作りたいとも思わないようなプログラミング言語で開発しろと言われても、管理不能だ。しかし、今後もずっと修得不可能かというと、決してそうは思わない。

とにかく、オブジェクト指向プログラミング言語の関連図書を斜め読みしていると、当たり前のことがいっぱい書いてある。オブジェクト指向以前と以後で何が違うのかと言えば、ほとんどは機能の部品化とその運用がスムーズに出来るかどうかといった点に集約されるだろう。そして、こんなものを作ってしまったためにソフトウェア業界は自滅の道を歩むことになってしまった(笑)。これはまさに原爆と同じである。しかもそれを作って、無料で配っている会社まである。

顧客サイドで考えてみれば・・・たとえば、C言語で100KLのプログラムをスクラッチ開発する場合、Javaで作れば20KLになるなんて話を前後の脈絡無しに聞いてしまったら、誰だって開発費用は1/5で済むと思うだろう。これをC言語で100KL作るのと同じ金額で見積り提示したって、相手にされないことは目に見えている。まして頭の硬いおエライさん方なら、ピュアJavaで、スクラッチで作って20KLなら、実質作るのはその半分も無いだろう?くらいのことを言いかねない。かくして、100KLのプログラムを今までの1/10の工数で開発する羽目になり、デスマーチプロジェクトが開始されるわけだ。

こんな開発をウォーターフォールで仕様検討からやっていたら、納期を過ぎても要求仕様すらフィックスしないだろう。つまり、コーディングするプログラムの量と、全体の開発工数が比例すると考えているような顧客なら、上記のようなことを真顔で言ってくる。そして、開発が途中でヤバくなってくると、頼んだ会社が悪かったと思うのだろう。

さすがに2007年の現時点に至っても、上記のようなことを言っている顧客は少ないのだろうが、それでも10年前に比べたら格段に高い生産性を要求されていることだけは間違いない。大手の製造メーカはこのような事態に対して、ソフトウェア開発だけで採算をとろうなんてことは考えなくなった。おそらく、ハードウェアや運用にかかる費用の中にソフトウェアの開発費を潜り込ませて回収しようとするのであろう。むかしあった1円入札はその極端な例だ。もう、ソフトウェア開発だけやって儲けようなんて考えている会社はほとんど無いような気がする。

まさに覆水盆に帰らず・・・こうなってしまった以上どうしようもないが、それでも受託開発だけで利益率10%を目標に掲げる会社もある。それを遂行するための秘策とはいったい何なのか。私には想像も出来ない(笑)。

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