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July 15, 2013

プログラミングの話(7)

プログラムを書きたい人が、プログラムを書く仕事に就いたとして、仕事の中に占めるプログラミングのウエイトは時閒的にも感覺的にもかなり低い。場合によっては、ソフトウェア會社に入社したにも關わらず、ほとんどプログラムを作らせてもらえないような部署に配屬されることだってあり得る。また、入社後もずっとプログラムを書きたいという氣持ちが持續するかどうかは分からない。

ソフトウェア會社において、プログラムを作る作業は製造工程と呼ばれている。どういう方式でどういうプログラムを作れば良いかまで規定するのが機能設計だとすると、製造工程を擔う者は機能設計書を元にどのようにプログラムを書くかを規定するプログラム設計書を書き、それを元にプログラムを作る・・・このような開發スタイルをウォーターフォール型と呼ぶ。このスタイルでは前工程の生産物が正しいことを前提とするので、たとえプログラミングのことなんて全く考えないで作られた拙い設計書であっても、そのとおりにプログラムを書かなければならない。こういうことは設計者と製造者が別の場合にしか起きないのではないかと思われるかもしれないが、自分で設計して、自分で製造する場合でも不思議とよく起きるものだ。

システムを開發する場合、仕樣と機能の區別(境界、階層)が明確でないと仕樣書や設計書を讀んでもよく分からないし、そこから製造すべきプログラムもよく分からないということになる。しかし、ソフトウェア開發の現場で、仕樣はこうで、設計はこうだ!みたいな高尚な話はほとんど聞いたことがない。もちろん開發現場は硏修じゃないので、そんなことを説明とか議論とかしている暇はない。あるのは、以前どこかでやった開發の實施計畫書から無理矢理引っ張ってきた仕樣檢討方法や機能設計方法のコピーであり、それを今囘どう流用し、どこがポイントで、注意事項は何かなどはほとんど語られることはない。

たとえば、エンドユーザの操作レベルは仕樣書にしようとか、その1個1個の操作を機能單位として、機能設計していこうとか、最低限その程度の指標なり方針がないと、みんなで一齊に仕樣書や設計書を書いても内容がバラバラになるのは目に見えている。方針が曖昧なまま作業を進めれば、書類は出來上がるかもしれないがレビュする段階になって大騷ぎになる。

こうして、プログラムを書きたいと思って入社した新入社員は、徐々にプログラミングなんてどうでも良いじゃないか!と思うようになっていく。

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