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July 16, 2013

プログラミングの話(11)

プログラミングが好きな人は、プログラムのロジックをプログラミング言語で思考するらしい。我々が何か言葉を話すときに、事前に日本語よりも簡單な他の言語で下書きしておいて、それを日本語に變換しながら話す方が、日本語で直接思考しながら話すよりもはるかに效率的だというのなら、誰に命令されなくても自然とそうするだろう。そういう意味で、プログラミング言語で思考してプログラムを書くという行爲が存在したとしても何ら不思議ではない。

AI屋の人に言わせると、人閒は言葉で思考しているのではないと言う。しかし、思考した内容は言葉にならない限り認知することが出來ない。考えたことを言葉ではなく、繪や圖に表わす人が居るが、それは言葉で考えていないのではなく、繪や圖にした方が分かりやすく、容易に傳達可能だからというだけだ。

英語でペラペラ話している外國人を見ると、日本人は「なぜあんなふうに英語がスラスラ出てくるのか」と不思議に感じると思うだろうが、外國人だって「なぜあんなふうに日本語をペラペラ話せるんだろう」と不思議に思っているに違いない。同樣にプログラムをスラスラ書く人を、書けない人の側から見ると、ものすごく不思議な氣がするのだろう。

でも、どこの國の言葉でも一度話せるようになってしまうと、そうなるまでのプロセスをほとんど忘れてしまう。そうなると、日本語の何がむずかしいのかを説明出來なくなり、つい「日本語って簡單ですよ」と言ってしまうことになる。プログラミング言語だって、それでペラペラ話すことはないにしても、一度プログラムが書けるようになってしまうと、「プログラムなんてむずかしいから書けるようになるわけがない」と思っている人の方こそ不思議に見えるようになる。

だから、英語にしてもプログラミング言語にしても、必要に迫られなければ話せるように(書けるように)なろうとは思わないのが當然である。

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