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July 16, 2013

プログラミングの話(13)

プログラミングが好きな人は、コンピュータのことをよく知っている。それはプログラミング言語でコンピュータと話すのが好きだからだ。しかし世の中にはコンピュータのことを理解しようとしないプログラマも居る。そういう人たちはコンピュータのことを知らなくてもプログラムを書くことが出來る。つまり頭が良い人たちだ。

コンピュータと話すのが好き、などと書くとキモいと思われるかもしれない。たしかにコンピュータとだけ話して、周圍の同僚、友達、家族とは一切話さないというのなら氣味が惡いかもしれないが、誰もそんなことは言ってないし、そんな人は稀なので、直感的にそんなふうに決め付けたがる人の方がよっぽどキモい。一體何を想像しているの?と言いたくなる。

頭が良い人たちはとにかく飮み込みが早く記憶力が優れているので、言語仕樣を理解するのも私のような低能では想像もつかないくらい格段に早い。そうなるとコンピュータのことなんか理解しなくてもどんどんプログラムを書くことが出來るのだろう。頭の良さに任せて強引にねじ伏せるといったところだろうか。

私がシステム開發の世界に入って閒もない頃は、とにかくC言語が理解出來なくて、まずCPUやオペレーティングシステムの本を好んで讀んだ記憶がある。CPUの本を讀むと、コンピュータがどのようにして動くのか書いてあって、C言語はかなりアセンブラに近いのだという感覺を據り所に、いろんなことを假定しながら檢證していった。それをやったおかげで、CTRONで動く交換機の保守運用モジュールや、OSがない世界で動くプログラムの構成や處理方法なども、割とすんなり理解出來たように思う。

つまり、コンピュータにはプログラミング言語の仕樣を理解しているだけでは決して分からない部分があるのだ。たとえば、コンピュータに特殊なデバイスを接續したとして、それはメモリマップドIOのXX番地を參照し、ゼロだったらレディ狀態だから、その鄰の番地に1を書き込むと起動する。起動結果はさらに鄰の番地がステータスになっているから、1m秒以上の周期で參照して、ゼロ以外の値になるまで待つこと・・・などと説明されても、C言語しか知らないプログラマにはお手上げだ。

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