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September 04, 2013

TPPの謎

誰がどう考えても日本にメリットが無いTPP(環太平洋戰畧的經濟連攜協定:Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)になぜ交涉參加するのか。これを結果論的に言うと、安倍晉三がTPP實現を擔う總理大臣だったということだ。それはこれまでの經過を冷靜に眺めるとそうとしか思えないことが分かる。

元々TPPは既にカナダ、メキシコ、韓國が米國と結んでいるFTA(自由貿易協定)とほぼ同じものだ。このFTAには米國が相手國を經濟植民地にするためのありとあらゆる條項が盛り込まれており、過去にインドやフランスが斷った經緯も含め、常識的に考えてあり得ないような貿易協定であることは閒違いない。にもかかわらず、なぜそのような協定を結ぶのだろうか。その答えは非常に簡單で、そうするしかない弱みを握られているということになる。要するに銃を突きつけられたらウンと言わざるを得ないというこだ。

むかし「ノーと言えない日本」という言葉が流行ったことがある。そして今も日本は米國にノーとは言えない。言えるわけが無い。しかしノーと言えないのは何も日本だけではない。ノーと言えたのは冷戰中のソビエトだけだったが、それも當時の世界秩序を維持するという意味で半分以上はデキレースだった可能性が高い。そのようにして無茶なことをする國が突然登場しないように抑制していたのだ。

今囘日本がTPPに參加するシナリオは、デフレ下の景氣の惡いところに米國がじゃんじゃん乘り込んでくるというのではあまりに藝が無いから、アベノミクス(大膽な金融政策、機動的な財政政策、民閒投資を喚起する成長戰畧)をやって準備をしておくということなのだろう。あるいは、デフレ克服を主張して再び總理大臣になった安倍晉三がうまく利用されたということなのかもしれない。

いずれにしても米國は他國から搾取するしかないほどに經濟的に疲弊していることは確かだ。

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