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October 14, 2013

瘤との付き合い

昨年(2012年)の秋頃、自宅でハムスターを飼っていたときに、夜中に息苦しくて眠れなくなってしまい(ハムスターアレルギーによる氣管支收縮)、しばらくパソコンを置いている机の椅子に座って眠っていた。そうしたら足がどんどん浮腫んできて、普通のストレートのズボンがスリムパンツのようにピチピチになるほど膨らんでしまった。これ、いわゆるエコノミークラス症候羣というらしい。ただ、それによる血栓で心臟や腦にダメージが出るほど酷くはならなかった。病院の内科で見てもらったが、エコノミーではないと言う。結局症狀はよく分からなかったが、しばらくアレルギーを抑える藥をもらって飮んでいた。そのうちにハムスターが天壽を全うして居なくなったので、また安心して布團で眠れるようになった。

人閒が橫になって睡眠をとることの重要性を身をもって認識したわけだ。決して睡眠をおろそかにしてはならない。また、ただ眠れば良いというものではない。ちゃんと身體を水平にして體が冷えないように氣を付けないといけない。ちなみに、エコノミークラス症候羣は睡眠時の體液移動が阻害されて起きるが、睡眠中の體液移動によって無呼吸症候羣を引き起こす場合はあるらしいので、さらに要注意だ。

橫になって眠れるようになり、一時は普通にしゃがめなくなるほど膝まで浮腫んでいたのが、すっかり元通りに治ってきた。そして昨年の12月くらいから、今度は右足の親指に血が溜まるようになってきた。どんどん血が溜まって膨らんでくるので、だんだん步くのが困難になり、右足を引き摺って步くようになってしまった。年が明けた頃に、足の指がピンポン玉のように膨らんで、觸ると皮膚の感覺がなくなっているのに氣付いたので、爪切りで膨らみの眞ん中あたりの皮膚を切ってみた。そうしたら、當然のことながら血膿がたくさん出て、ピンポン玉に樣に膨らんでいた指は元の大きさに戾った。

血を拔いたので、これでもう治っていくかと思われたが、皮膚が塞がるとまた血が溜まり始めた。そして5月まで、每月1日頃になると穴を開けて血を拔くという作業をすることになった。4月はもう穴を開けなくても、皮膚が自然に割れて血が出るようになった。そして5月を最後にもう血が溜まることはなくなったが、今度は以前から氣になっていた背中に血が溜まってきて、椅子にもたれかかることが出來なくなっていた。これは足の指のように手が屆かないので、仕方無く病院に行った。

病院に行くと、すぐエコーで背中の膨らみをチェック。たしかに丸く大きな血溜まりが見えたが、皮膚の表面からちょっと深いところにあり、足の指のように自分で穴を開けて血を拔くのは無理だと思われた。病院の先生が「切開して血を拔くと樂になるんだけどねえ」と言ったので、切開してくださいと賴んだら、すかさず「ハイ、切開希望!本人、切開希望!!」と言って、もう取り消しが利かないような空氣になった。まあいいか...と思い、しばらく待っていると麻醉をうつことになった。麻醉が效いていれば痛くないだろうと安心していたのだが、メスで切る時からいきなり背中に激痛が走り、2人がかりで血を出している閒、うなり聲を我慢することが出來なかった。しばらく背中を揉んだり摘んだりして、血だらけのガーゼが山のようになった頃、「フーム、こぶがなくなったな」と言って、血を絞り出す作業が終わった。その後、メスで切ったところを縫合せずに、ガーゼが詰められ、防水シートのようなものが嚴重に貼り付けられた。

切開後、背中のこぶがなくなって痛みも消えたが、これは麻醉と激しい治療のあとの痺れと痛み止めの藥によるもので、その後の通院ではさらに酷い目に遭うことになる。こういった、いわゆるデキモノの治療はたいてい切開して血や膿を出し、切開したところにガーゼを突っ込んで、切開した部分が塞がらないようにする。そして次囘通院時にそのガーゼを拔き取り、さらにピンセットの先にガーゼを卷きつけて、切開部分をキリキリと突かれる。これがたまらない! 切開した時以上の痛みが走り、右腕が痺れてしまった。ただし、これを何度か繰り返さないと奧の方に殘っている惡い血が全部出てこないのかもしれない。10日後くらいにやっとガーゼを取って風呂に入る(シャワーを浴びる)ことを許可された。そして風呂から出たら、切開部を消毒して絆創膏を貼る。約1ヶ月半ほど通院して、ようやく治療は終わった。切開部はまだ塞がっておらず、身體をひねると鈍い痛みが走る。メスで切った切り口がくっ付いたり離れたりする度にチカチカするのである。

治療が終わった後もまだ血の塊は少し殘っていた。これは塗り藥(ヒルドイド)で早期に通常の皮下組織に變えていかなければならない。そうしないとまたその部分にバイキンが感染して化膿しやすい狀態だからだ。でも、塗り藥を塗って早く治そうと思っても、夏の暑さで背中は汗だくになり、またしばらくすると血が溜まり始めた。やはり足の指と同じで、1囘血を拔いただけでは治らないようだ。

現在は出血が少なくなり、カサブタ狀態になりつつある。ただ、それで切開部が塞がっても、また血が溜まってくる可能性はある。これは氣長に付き合っていくしか無さそうだ。


2013101419250000

これが先ほど攜帶で撮ったばかりの傷口だ。なにせ背中なので、自分ではどうにも出來ないのがもどかしい。

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