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July 21, 2014

プログラミングを始めるには(8)

プログラミングを始めるにはそれが何よりも面白くなければならない。さらに、面白いと感じるまでに手閒や時閒がかかってはいけない。しかしいくら面白いものでも、ずっとやり續ければ飽きてくる。美人だって3日で飽きる。もし飽きたのなら他の面白いことをやれば良い。そして他のことに飽きたら、またプログラミングに戾れば良いのである。まあ、こんなことは別に人に言われなくても誰もが自然にやっている。

通常、プログラミングはシステム開發の中の小さな工程として行なうことが多い。そして、開發の中で行なうプログラミングは面白いものではない。面白いと感じる餘地がない。とくに詳細設計とかモジュール設計と呼ばれる工程を經てプログラムを作る作業は最惡だ。生產技術というものにうるさい會社になると、モジュール設計でさえ特定のプログラミング言語に依存しないよう實施しなければならないことになっている。プログラムを書くためにする設計をプログラミング言語に依存させないというのは、一體どういうことなのか。それはプログラムを書くためではなく、工程管理や品質管理のためにやっているようなものだ。ある程度の規模のシステム開發はウォーターフォール型で行うことが多く、モジュール設計をする人とプログラムを作る人が別々になることを想定する必要がある。深刻な進捗遲延が起きているプロジェクトなら、リーダはそういうことを考えなければならない。その結果、そもそもそういうリスクがあるのならモジュール設計はプログラミングが出來ない人でも出來た方が良いし、製造工程ではモジュール設計通りにプログラムを作れば良いという作業標準が出來上がる。

しかし普通のプログラマだったら、プログラムのことを考えないで書かれた設計書の通りにプログラムを作るなんてナンセンス極まりないと思うに違いない。ビジネスロジックレベルで分割した機能の中の設計をプログラミング出來ない人がやったら、たいていの場合かなり荒いモジュール構成にしてしまうだろう。1個1個のモジュールが大き過ぎてしまうのだ。それでもウォーターフォール型ではそのモジュール設計は正しいという前提なので、その通りに作らないといけないし、プログラムレビューではモジュール設計通りに作られているかどうかを檢査される。さらにモジュールテストはモジュール設計を元に行わなければならないので、プログラマはモジュール設計に異を唱えることが全く出來ないようになっている。このような實情がある中で、プログラミングを樂しいと思う人が居るだろうか。

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